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八戸
八戸市は、太平洋に臨む青森県の南東部に位置し、北はおいらせ町(旧百石町、旧下田町)及び五戸町(旧五戸町、旧倉石村)、西は南部町(旧福地村・旧名川町・旧南部町)、南は階上町及び岩手県軽米町に接しています。
地形は、なだらかな台地に囲まれた平野が太平洋に向かって広がり、その平野を三分する形で馬淵川、新井田川の2本の川が流れています。
臨海部には大規模な工業港、漁港、商業港が整備され、その背後には工業地帯が形成されています。このため、優れた漁港施設や背後施設を有する全国屈指の水産都市であり、北東北随一の工業都市となっています。
平成17年3月31日に合併した南郷地域(旧南郷村)は、「ジャズとそばのまち」として全国的な知名度を誇り、ブルーベリーなどの地場産品を生かした特産物の開発なども行なわれています。
岩手県北から青森県南にかけて一から九の数字に「戸」が付く地名が残されています。これらの地域は、古代末期から中世にかけて「糠部郡(ぬかのぶぐん)」と呼ばれていた地域です。一から九の数字はこの糠部の中の地名として呼ばれたものが残ったと考えられています。
この「戸」は、古代律令制に基づく地方統治機構と考えられており、馬産地として知られていたこの地域の牧場に関連させる考え方や、蝦夷支配のために北進する朝廷側の前進基地とする考え方があります。
いずれにしても、八戸は「糠部」の中の8番目の「戸」ということを意味しています。
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徳島
淡路島
兵庫県の瀬戸内海に位置する淡路島は、面積約592km²の細長い離島です。明石海峡大橋で神戸市と、鳴門海峡大橋で徳島県とつながり、アクセスの良さが特徴です。約13万人が暮らす淡路島は、離島としては沖縄に次ぐ人口規模を誇ります。
古くは飛鳥・奈良時代から御食国として朝廷に海産物を献上してきた歴史があり、豊かな自然と気候に恵まれた食材の宝庫として知られています。
日本神話によると、神様の夫婦伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が空から長い杖で海をかき混ぜたところ、水滴が固まって小さな島ができました。二人はそこから日本の国土を作り始めました。最初に生まれた島が淡路島です。その後、四国や九州、本州など、次々と日本の大きな島々が作られていきました。この神話は日本最古の歴史書「古事記」に書かれており、淡路島は「日本の始まりの地」と言われています。
佐渡島
日本海に浮かぶ佐渡島はかつて江戸時代には金山で栄え、全国から多くの人々が集まりました。こうして生まれた多様なコミュニティは今も息づき、島内では名古屋から能登にかけての方言や風習が地域ごとに異なります。そのため、この島は“日本の縮図”とも称されることがあります。
また、島の周囲には暖流と寒流が交わり、場所によって気候が異なるのも特徴です。温暖な地域ではミカン、寒冷な地域ではリンゴが育ち、豊かな自然の恵みをもたらしてくれます。
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奈良
奈良は710年から784年まで日本の首都として栄えました。日本最古の仏教寺院である法隆寺や、世界最大の木造建築物である東大寺、巨大な青銅製大仏で知られる奈良公園など、数多くの文化遺産を有しています。
修験道が育まれた山々では、自然と一体になる修行の道を辿ることもできます。奈良は表層的な見どころだけでなく、日本人のアイデンティティを形成した思想や信仰、美意識を静かに体感できる場所です。